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SLIDE ON THIS |
ひたすらスライドで迫ってくるロニー自身そのものとしか思えない作品。とにかくはスライドの音が力強い。だからこそのアルバムタイトルなのだろう。一度聞くだけでその印象の強さは永続しそうな感覚が生まれてくる強さでスライドギターの音が作品全体を支配していく。はたしてギターでこのスライド以外の音は必要なのだろうか?と、勝手に思い込みをしてしまいそうな圧倒的な強さで聞き手に迫ってくる。そのギターに合わせて、そしてそのギターの強さ並みロニーの歌も迫ってくる。しかし本当にノビのよい音が心をとらえて離さない。そう、その部分に関しては他のスライドの名手たち以上の音になってきているようにも思える。しかし、ちょっと思わず試すかのような音の作りもあったりして本人もかなり楽しんでいるのだろうと、いうことを思わず勝手に推測もしてしまう感じがあったりもする。全体の音の響きがかなり強烈なのでそこが好き嫌いの分かれ目になる可能性もあるように思えたりもするのだが・・・・・要するにこのあたりはロニーのギターの音が好きか嫌いかで分かれるところなのだろう。
しかし本当に音が何歳になっても若い。極端にうまいギタープレイヤーではないが、何故か彼が伝えたい気分や言葉や気持ちは勝手に伝わってくるような錯覚に襲われるときがある。要するにそこがこの人の作品に対する評価のい分かれ目にもなるのだろう。私は極めて高評価の人。本当にロニーのスライドの音が好きなのだ。 |
曲目 |
1.SOMEBODY ELSE
2.TESTIFY
3.AIN'T ROCKN ROLL
4.JOSEPHINE
5.KNOCK YOUR TEETH OUT
6.RAGTIME ANNIE
7.MUST BE LOVE
8.I FEAR 4 YOUR FUTURE
9..SHOW ME
10.ALWAYS WANTED MORE
11.THINKIN
12.LIKE IT
13.BREATHE ON ME
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